自分を責めるのは誰にも責められたくないから

親、兄弟、友だち、仕事相手、想い人。人と一対一でまともに向き合える自信がない。どんなに真剣でも、最善を尽くしたつもりでも、必ずなにかヘマをする。考えれば考えるほど失敗をする。それなら考えなければいいのかというとそういうわけでもなく、考えない時の俺はひどく無神経だ。どちらの場合も、きっと人から見れば「なんでそんなことを…」というようなことでもやってしまう。後から言われてみれば「たしかに…」と思うのだけど、その場では絶対に気づけない。ひとつひとつダメなところを気づかせてもらえるのだからいいことなのかもしれないけど、相手にはひどく申し訳ないことをしたなと思う。それに、なんせこういうことが尽きないのでまいってしまう。繰り返せば、いつかは尽きるのかな。それまでに、向き合ってくれてるすべての人に愛想尽かされないかな。そんなことばかり考える。
タイトルはとある漫画に出てきたセリフです。嫌いな漫画なので一回しか読んでないけど、このセリフだけはそうかもな、これって俺のことかもな、と思った。冷静に考えればヘマや失敗なんて尽きるはずはないし、こういうことばかり書いていればいつかは愛想を尽かされる。それなのにやってしまうのは、そういうことなんだろうな。必要なのは責めることじゃなくて戒めることなのにね。