Velvet Underground『Velvet Underground』

それまでのヴェルヴェッツを象徴するような前衛的な攻撃性は影を潜め、穏やかで美しい曲が並ぶ。その変化はJohn Caleの脱退によるものが大きいのだろうけど、それだけではないように思います。すべてが削げ落ちた後に残るシンプルな世界。まるで日だまりの中に晒されたかのような、乾いたアコースティック感がとても気持ちよいです。

III

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