手に取って買うということ

昨日は早川義夫さんの新刊『いやらしさは美しさ』の発売日だったので、たぶん置いてないだろうなーと思いつつ地元蒲郡の本屋へ行ってみた。やっぱりなかった。『いやらしさは美しさ』の初版はたったの1500部らしいです。そんな馬鹿な。「早川さん、こんな辺鄙な街の本屋にも置いてありましたよ!」とか言ってみたかったけど、やっぱりないものはない。もちろん、早川さんとは知り合いでもなんでもないので、そんなこと言える由もない。


今日は栄のパルコへ。タワレコ穂高亜希子さんの1stソロ『ひかるゆめ』を買いに行きました。このCDは京都の元・立誠小学校で行われたイベント、スキマアワーで先行発売されていて、本当ならそこで買うつもりが台風12号に行く手を阻まれて大垣で足止め。京都まで辿り着けなかったのでした。JR大垣駅で六時間、長かった…。とまあそんなことはさておき、あれから一週間。発売日の今日、やっとのことで入手。たったの一週間がずいぶんと長く感じたな。実際に手に取ってみると、製作に関わった人たちの気持ちが伝わってくるようなとても素敵なジャケット。とにかく買えてよかった。発売されてよかった。今までの穂高さんの日記を読んでいると、ほんとにそう思う。ついでに同じF.M.N. SOUND FACTORYからリリースされた『「胡桃の部屋大友良英サウンドトラックスVol.1』も購入。発売は少し前だけど、このCDもスキマアワーで買おうと決めていた。『ひかるゆめ』と同じく、せっかくの機会なので版元のレーベルから直接買ってみたかったからです。目的は果たせなかったけど、いっしょに買うことだけは叶ってよかった。
それから二つ下の階のリブロへ。お目当てはもちろん『いやらしさは美しさ』です。前作の『日常で歌うことが何よりもステキ』もここで買ったのでたぶんあるだろうと踏んでいたのだけど、ない。店員さんに聞いてみるも在庫ゼロとのこと…。意気消沈してしまい、入荷があったのかどうかは聞けなかった。「なんでないんかなー」とタワレコで偶然会った友だちにも連呼。ごめん、けっこうウザかったかも。でもその友だちが「ちくさ正文館にあるかも」と言ってくれたおかげで無事入手できたのでした。ありがとう。そしてちくさ正文館、エラい。閉店間際に駆け込んだにもかかわらず、「ありますよ」とうれしそうな顔で案内してくれました。たぶんこのおじさんも早川さんのことが好きなんだろうな。そういえば山本精一さんの『ゆん』も、得三へ出張販売に来てたこのおじさんから買ったのでした。やっぱり手に取って買うっていいな。ひとつひとつが思い出になるから。


穂高亜希子『ひかるゆめ』

ひかるゆめ

ひかるゆめ

大友良英『「胡桃の部屋大友良英サウンドトラックスVol.1』
「胡桃の部屋」大友良英サウンドトラックスVol.1

「胡桃の部屋」大友良英サウンドトラックスVol.1

早川義夫『いやらしさは美しさ』
いやらしさは美しさ

いやらしさは美しさ