吹雪けよ舞えよ

ここんとこずっとJBの『ソレユケ』ばかり聴いてます。カタカナで表記された、そのタイトルの意味をかみしめる。


JBのソレユケは、すべてを飲みこんだ上で踏み出す一歩のことだと思う。
たのしかったことも。
うれしかったことも。
かなしかったことも。
失ったものも。
みんなでいっしょに歩き出す一歩。


たのしかったことやうれしかったことなら、いつも共にあればいい。かなしかったことだって切り捨てる必要はない。忘れるでもなく、割り切るわけでもなく、そのまんまの形で連れて行こう。失ったものはもう戻らないけど、思い出は残る。時に思い出は嘘をつくが、その嘘に惑わされることなかれ。今残っている気持ちがすべて。そのすべてを持って、「ソレユケ」と声を上げよう。声を上げて踏み出そう。きっとその一歩一歩が、いつかまた大切な思い出になるから。
もしかしたら、それはあきらめにちかい感情なのかもしれません。でも、あきらめるということは決して否定することばかりとは限らない。肯定するための、前を向くためのあきらめだってあるだろう。
進むしかない。やるしかない。たとえそれがどんなに小さな一歩でも。振り返ってみればわかる。誰でもその歩の途中にいる。